先週の釣りから、1週間寝かせた完熟いさきをフライにする。
釣ってきた日に食べたいさきのカマ焼き。
旨味が未だ出ていなく固いだけで、感動は薄かった。
一昨日の完熟いさきのフライに舌鼓。
フワフワとした食感は、身の細胞の間に旨味成分が滲み出て、
まるで味の素をまぶしたかの如くイノシン酸。
火を入れる魚は、熟成が一番の調味料となる。
真子の味噌漬けも旨かった。
三浦半島のいさきは不漁だそうだ。
何処の船宿も釣果が悪く、いさきを止めて他に替えた船もあるという。
それで千葉に集まってくるのか、房総のいさき船は連日賑わっているらしい。
梅雨イサキは旨い。
産卵時期に身質が落ちないことが、いさきの旨さと言われている。
真子は旨いが、取りすぎると漁獲量を減らす。
釣果制限を50匹までと決めてはいるが、釣れれば守られない。
そんなに個人で釣って、仕込みはどうするのか。
背びれが強くて鱗が細かい、やっかいな魚なのだ。
それに加えて内臓の魚臭は強い。
キッチンにアラでも残したならば、臭いはなかなか取れない。
一家族20匹でもあれば十二分なのだが、それでは釣り師の漁猟野心が許さない。
遊漁船の魚の買い取りは出来ないものか。
・・・・(゚Ω゚;)ハッ!!
これで一儲け。