2011年03月20日

望月       東北・太平洋沿岸地震 その12

納豆が食べたくなり、向かいの生協へ走る。
開店前から列をなす異常な光景はすでに見慣れているが、引いてしまう小心な自分がいて、買いに行く時間をずらす。

生鮮食料品は積んであるが、未だインスタント食品・生活備品は品薄。

相も変わらず、山盛りのかごを抱えてレジに並ぶ人を横目に見ながら会話を盗み聞く、
「早く並ばないと売り切れるわ・・・
どこぞのスーパーはもう無くなっている・・・」
買い溜めや行列に憤慨している人達の声のほうが多いのを知っている。
実はこの空間と時間が異常なのだと覚えた。

両脇に抱えるティッシュペーパーを持つ人を見て
「それは被災地に送るのですか?」と、問いかけそうになった。

買い溜めではないので納豆は1コだけ・・・・
実は両替をしたいのだ。
山と積まれた特売のレタスが足下から問いかける。
「私を食べて・・・・・もう、熟れすぎて・・・・・」と。
「3玉買ってくれたら、秘蔵のレシピを教えてあげるぅ」・・・ヾ(- -;)。

お通しは、レタスと乾し椎茸の胡麻和え。
買い溜めて・・・もとい、買い置きの高野豆腐を戻して、プロフェッサーで撹拌する。
あたり胡麻を加え、味付けをする。
じっくりと炊いた桜川の乾し椎茸を小口切りにして、ボイルレタスと高野豆腐の胡麻和え。
彩りは得意のクコの実と、おまけにもどした車麩。
ボイルレタスのシャキシャキ感と車麩のフワフワ感、椎茸と胡麻の香りは山積みレタスの愛か。
特売野菜、これでボロもうけ間違いなし。


今日の計画停電は回避された。
昨晩は予想外のご来店で有り難かったが、刺身がない・・・
買い控えが裏目に出てしまい、我が店の鮮魚を楽しみに来店してくださるお客様に申し訳がない。
地震に怯え、計画停電に翻弄されてびびってしまった小心さは、売れ残ってもゆるがない信念をも忘れてしまった。

今夜は望月。
不謹慎だとは思うが、真っ暗闇で見る満月の雄大な景色を愛でたかったのだが・・・・・・
停電は回避されたが、今夜は雨。




posted by tenmogura at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 東北・太平洋沿岸地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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