2011年03月29日

淡月          本日のおすすめ

AM5:30起床。
東南に見える有明月は三日月。
淡く朧気に諸行無常を語る。
春は深く桜のつぼみも開きだしたが、朝は未だ冷える。
築地の活気はやや抜けてシオシオ気味だが、春の食材は色々と揃っている。

20110329 河岸.jpg本日のおすすめ。
紀州のケンケンかつおは久しぶりに見る。
味も安定し、安心して扱える。
○○鯛3尾続く。
南紀石鯛は1,6キロの食べ頃サイズ。
2〜3日熟成したい処。
カマ焼きも寝かせたいので本日はおすすめせず。
房州勝浦は金目鯛。
身質細かく、ネットリ感が旨みを誘う。
兜煮もおすすめ。
春子鯛は銚子。
やっと銚子物の入荷が始まる。
微弱な力だが復興支援の援助になればと・・。

天草はこはだ。
サイズはてごろで脂は上品、味はしっかりついている。
対馬1,2キロの大穴子。
脂たっぷりで肉厚、味わい深く、歯ごたえは表面パリパリ、中はふっくら。

ふきのとうのコロッケは味噌ソースで仲春の味わい。




茨城県阿字ヶ浦から大洗原発研究開発センターまでは海岸線を走る。
左手に見え隠れする大海原は、仲春の日差しとそよ風に揺られ、キラキラと輝き春の心地よさを誘う。

遠くに見える水平線が盛り上がりあふれ出す。
見る見る間に膨らみ、海岸に近づいてくる。
堤防を越えて襲う海水の壁に、人はいうに及ばず車も船も飲み込まれて、土産物屋はもぬけの殻。
民家は海水に浸かり道は歪む。

フッと我に返ると、いつもの静かな海面がキラキラと輝いている。
足下の無数のがれきの山は悪夢の後。
歪む道路を運転しながら涙がこぼれる。
遠回りをしてまで、海を眺めに来たことを後悔したと・・・涙を流す。

posted by tenmogura at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のおすすめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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