2011年04月01日

万愚節            桜月

朝目覚めて新聞を確認する。
1面は相も変わらず震災情報。
事故から3週間が経つが、やはり嘘ではなかった。

店はヒマなのだが、うどんがよく出る。
うっかりすると在庫が無くなりそうな時がある。
2〜3日寝かせて置きたいので、調整が難しい。

島田製粉の地粉は引く加減を変えたのか、フスマが微妙に増えた気がする。
玉にすると茶色い斑点が出る。
食感は変わらないが、香りが出るか。

仲春の微妙な気温の変化で、伸す力を微妙に調節する。
塩分濃度を微妙に調節する。
加水率を微妙に調整する。
たれの割合を春夏用に微妙に調整する。
この微妙な調整が一人前のうどん職人になった様で、つくづく継続の力を思う。
味は確立されたので、そろそろ次の課題を考えるか。

今日から輸入食品の値段が上がる。
輸入小麦粉は1割以上上がるだろう。
国産小麦はは震災の影響が何処まで出るのかわらず、とりあえず正視するしかない。

posted by tenmogura at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | うどん考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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