春めく気候でバイクは走りやすい。
甲州街道は幾分交通量が多く、特に大型車が多い。
気が付けば、国立劇場の桜は満開になっているが・・・
心は向かない。

銚子からは金目鯛。
甘味が多くネットリ系で旨い。
兜煮もおすすめ。
こはだは天草。
サッパリとしているが味は濃厚。
北海道はほっき貝。
刺身でもよし、春野菜でバター焼きも旨い。
駿河由比の生桜海老初物。
菜の花と合わせて薄い衣でサッと揚げ、塩をパラパラと、春の味。
車麩の穴に海老のすり身を詰めて炊き、卵でとじる。
車麩と海老しんじょの卵とじはおすすめ。
白アスパラは佐賀、グリーンアスパラは長崎。
茹でて味噌マヨネーズは良く似合う。
原発問題が復興と景気回復の足を引っ張り、河岸では魚が売れずに憤っている。
如何に海が広かろうが、少なからず影響は出るであろうに。
現に常磐以南、茨城の魚が千葉の港で拒否されたという。
風評被害は福島・茨城だけでは済まされない。
他国では、日本産食品の輸入禁止をしている。
他国から見れば、北海道も九州も一緒なのだ。
ひどいことになってしまった。
築地の近海物のオヤジに、産地を出して大丈夫なのかと問われた。
「うちは年輩のお客様が多いので、美味しいものを出しさえすれば産地は問わない」と、こたえた。
オヤジは笑っていたけれど・・・
食材の目利きはお客様の絶対の信用の上に成り立っている事なのだ。