これを水切りして天火で焼き、味噌をぬり田楽を作る。
玉味噌は味噌料理の基本。
味噌に砂糖・味醂・酒・卵を混ぜ合わせて、弱火で練り込む。
練る事30分以上、艶のある玉味噌が出来上がる。
芥子と酢を加えれば酢味噌になり、柚子の香りを移せば柚子味噌となる。
桜川の山椒の葉は、緑が鮮やかで薫り芳醇。
これを当たり鉢で良くすりつぶして香りを出す。
これに白玉味噌を加えて裏ごすと、木の芽味噌が出来る。
小ねぎを小口切りにして軽く湯がく。
ザッと湯を切り、当たり鉢で良く当たる。
これに白玉味噌を加えると、ねぎ味噌が出来る。
鴨の挽肉を出汁で煮てそぼろを作る。
これに赤玉味噌を加えてさらに練り込むと、鴨味噌が出来る。

豆腐の三昧田楽は豆腐を天火で焼き、三種類の味噌をぬる。
軽く炙り、味噌の風味を出す。
熱々を頬張れば、初夏の爽やかな香りが口に広がる。
日本酒にも良し、焼酎にも良し。
ゴールデンウイークの家族サービスに疲れたオヤジはこれで生き返る。