がむしゃらにこなせる若さとバブル時代が後押しをして自分の店を構える。
料理会から来て頂いた職人さんは料理の神様みたいな人。
それと母親と妹に手伝ってもらうが、それだけでは手が足りないぐらいの忙しさだった。
アルバイト情報誌で募集をかけ、忙しい週末は7〜8人使っていたと記憶している。
それでも長く続いて1年、短いと1ヶ月も持たない。
時間はルーズで思った様に動いてくれず日々イライラしていた。
独立して人を使うことの難しさを痛感した。
そして1人、22年間未だに続いている人がいる。
当時、彼女は某電気会社の栄養士で割烹料理屋の見習いの経験を持つ飲食のプロで、これを逃す手はない。
人はこれを政略結婚と呼んでいる。