座敷の奥でつまみを楽しみ、酒を愛る。
どんなに腹がくちようとも、必ずざるうどんで〆る。
先週の日曜日、きしめんを打った夜にご来店。
「きしめんを打ちました」といったら、大喜びされた。
「新婚旅行にわざわざきしめんを食べに行ったんだ」という大の好物だという。
大盛りを二人で分けて満足していただいた。
帰りがけに「今日が結婚記念日でお祝いの食事に来た」と、
偶然が三重にも重なり運命めいたものを感じる。
その週はきしめんの問い合わせが多々あり、きしめん好きが少なくない事が解った。
手間と時間がかかるものの、出来るだけ打っていこうと調整をする。
但し、不定期になる。

如何にしろ狭い打ち台のこと、3本のめん棒を駆使して巻き込みながら伸していく。
打ち台が透き通る、約1ミリ程の薄さに伸して畳んでいく。
打ち方とたたみ方は江戸前蕎麦と同じにすればよい。
取りあえずは8人分打ったが、数が打てずにメニューに書けないのが難点。