足枷が外れて動きやすくさっぱりしたが、歩く足下が心許なく感じる。
そして本格的な食事療法が始まる・・・といっても食事をするだけだが。

昼との中間食に、缶詰洋なしのドロドロ&牛乳。
入院前は、ぱっと切ってゆっくり休んで復帰と考えていた。
実際はそうであるが、大事なことを見落としていた。
・・・・というか、考えにも及ばなかった誤算。
通常、食べ物が胃に入ると、胃と十二指腸の境にある括約筋が閉まる。
胃の中で十分消化されて、十二指腸に小出しに送られる。
小生の場合、胃の下部と十二指腸の境にある括約筋が無い。
そして、下部が無いと胃酸が出ないらしい。
食物が入っただけ残った胃から十二指腸に流れてしまう。
一口食べただけで満足してしまうどころか、なんと空腹感が少ない。
のどが渇いたと水を一口飲んだだけで腹が張る。
話には聞いていたけれど、まさかこれほどのものだとは思いもよらなかった。
料理雑誌をめくる度に、これが食べたいあれが食べたい・・・・・・
と頭の中は色々巡っているのだが、胃が受け付けない。
食事療法はただ食べるだけではすまない。
2週間をかけ徐々に胃と思考をならしていく。
恐るべし、小錦式ダイエット。