2009年11月07日

立冬 椿開き始む       闘病日記

午前中で最後の点滴が終わった。
足枷が外れて動きやすくさっぱりしたが、歩く足下が心許なく感じる。
そして本格的な食事療法が始まる・・・といっても食事をするだけだが。

20091107朝食.jpg今朝の食事は3分かゆ・炒り玉子・牛乳・お茶。
昼との中間食に、缶詰洋なしのドロドロ&牛乳。

入院前は、ぱっと切ってゆっくり休んで復帰と考えていた。
実際はそうであるが、大事なことを見落としていた。
・・・・というか、考えにも及ばなかった誤算。

通常、食べ物が胃に入ると、胃と十二指腸の境にある括約筋が閉まる。
胃の中で十分消化されて、十二指腸に小出しに送られる。

小生の場合、胃の下部と十二指腸の境にある括約筋が無い。
そして、下部が無いと胃酸が出ないらしい。

食物が入っただけ残った胃から十二指腸に流れてしまう。
一口食べただけで満足してしまうどころか、なんと空腹感が少ない。
のどが渇いたと水を一口飲んだだけで腹が張る。

話には聞いていたけれど、まさかこれほどのものだとは思いもよらなかった。
料理雑誌をめくる度に、これが食べたいあれが食べたい・・・・・・
と頭の中は色々巡っているのだが、胃が受け付けない。

食事療法はただ食べるだけではすまない。
2週間をかけ徐々に胃と思考をならしていく。

恐るべし、小錦式ダイエット。





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2009年11月06日

秋の果           闘病日記

昨日から始まった重湯も食べ(飲み)重ねると味が単調なだけに飽きが早く、ちょっと旨い塩が欲しいとか生醤油を数滴垂らしたら、とか考える様になる。

それでもまだわずかな量で満腹になり、一口すすっては横になり、などと行儀悪い食べ方になる。

女先生曰く「好くかんで食べてね」だって。

食事開始と同時に消化酵素を高める薬と、胃腸の動きをよくする薬を飲み始める。

入院前までは胃酸を押さえる薬を処方されていたのだが、胃を半分切っただけなのに薬の効用が逆になるとは思いもしなかった。
そしてこの薬を飲む水の量も気をつけなければなならなくなった。

傷口もふさがり痛みはまだ残るもの順調に回復し手いる。
予定より早い復帰かと思いきや、重要なのは食事治療だそうだ。
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2009年11月05日

冬を待つ        闘病日記

夜明け前に十六夜が見事で、今日は雲が多くなる予報。
下界ではそろそろ冬を待つ季節だが、病室はいつも心地よく白衣の天使が走り回っている。

20091105朝食.jpg本日から食事が出る。
といっても朝食は重湯&牛乳。
昼食はスープ&オレンジジュース。

重湯といえども断食明けの食事は、お米の香りと味が素直に出て味わい深く感動する。

だがこのスプーン7杯の重湯が飲めない。
2杯も飲むと流石に胃が痛くなり横になってしまう。
まだ胃が動いていないせいらしい。

今までの食事を考えたら信じられないぐらいの量で、これから退院まで少量ずつを日に6食摂る。
胃がなれるまで2ヶ月はかかると言われた。
確かにこれではやせるだろう。

入院中軽い頭痛があり血圧も下がらない。
痛みが影響することもあるらしく、たいしたことは無いと思うが、入院のついでに循環器系の診察を受ける。
とりあえず血圧の薬を処方するという。

・・・たいした診察もせず、いきなり薬かよ。
とりあえず、ビールじゃあるまいし。

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2009年11月04日

秋の名残           闘病日記

毎朝、携帯ラジオの時報で3時頃から1時間ごとにうつらうつらする。

AM5:00。
カーテンを開けると西の窓、中空に見える満月はなぜだか切ない。

今日は、術後1週間の試練のX線検査をする。
最後の難関はこのX線の薬が非常にまずい。
これをコップに半分ぐらい飲まなくてはならぬ。
そして機械で身体をふり回される。

結果は順調に回復している。
身体から全ての異物が取り除かれ、抜糸まで終わってしまった。
残るは傷の回復と純粋な痛みのみ。

ただ前回の大腸がんの時、傷跡が膿み一部が開いてしまったのと、その後の腹壁ヘルニアで手術をし直した経歴があるので、慎重に手当てしているのが伺える。

それにしても勝手知っている患者というのも遣りづかろう。

昼食時にやっと1杯のお茶が出る。
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2009年11月02日

紅葉蔦黄ばむ        闘病日記

術後、身体の中にゴムチューブの管が入る。

鼻からは酸素、尿道管に一本、背中には麻酔、胸からはらにかけて20〜30センチぐらいの管が4本。
ほぼ、人造人間の怪人状態。

術後すぐには感じないのだが、回復するに従ってこの管が身体のあちらこちらに当たり、いちいち頭にくる。

2日目は鼻の酸素&尿道官が抜かれ、がんばって歩けと言う。

3日目には背中の麻酔の管も抜かれ、そして歩けと言う。

今日は腹の4本のうち1本が抜かれた。
そしてだんだんとシンプルになっていく。

残りの管が厄介で、身体を動かす度に管の先端が内臓に触れ、むずむずさせてみたり、むかつく鈍痛になったり、たまに激痛に変わる。
そして、これがいちいち頭にくる。

痛みに耐えることは恥ではない。夜は麻酔を使いまくりだ。
たまにリアルな夢を見て、飲み食いをしてしまったことを、夢の中で反省している。

明後日には全ての管が抜かれる。
それから、本格的に傷の修復に入る。

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2009年11月01日

満月            闘病日記

病室から手術室には、車いすで行かなければならぬ掟があるらしい。
パンツ1枚の上に手術着を着て、エコノミー症候群にならぬようにタイツをはく。
これがケッコウかっこわるい。

看護婦さんには2回経験しているから心配はないヨ。
と強がりを言いながら、緊張して途中でこけてしまったら恥ずかしいから車いすなのだ、・・と勝手に解釈している。

実際は緊張しているがこけるほどでもないし、小学生の徒競走ほどでもない。

麻酔の後にはひたすら痛みに耐える姿が思い出されるというだけで、ご丁寧に説明はいらないから‘とっとと、切ってけろ・・・という心境。

背中からの全身麻酔と口からの麻酔で10秒も数えぬうちにイチコロ。





やはり、あっという間に終わってしまった。
と思うのは本人だけで、実際5時間もかかってしまったらしい。
特に胃の周りの内臓脂肪が邪魔をしたという。

メタボ親父に告ぐ、すべては自分に返ってくるのだから、いざとなっても慌てず、騒がず、耐えるのみ。

術後の2日間は性根との我慢大会だった。
看護婦さん曰く「痛みに耐えるのは、今や美徳じゃありません」らしい。
だが、背中に刺している麻酔ではカバーしきれず、点滴に入れ落としてもらう。
くしゃみどころか咳すらできず、痰なんかがからんだら最悪なことも知っている。
ただひたすらじっとしている2日間。

・・・で、やっと軽い冗談まで言えるように回復した。
ひとえに先生と誠心誠意尽くして戴いた看護師の方々&女将に感謝、感謝。・・・・・・・で続く。

20091027食事.jpg手術先日の昼食。
3分がゆ・何とかカレイの何とか焼き?、蒸し?
何とかソース?、にんじんのボイルは解るが味はなし。
お吸い物はたぶん科学調味料のだし、多分ではなく絶対に。
そこに何かが浮いている、麩か?

料理がまずいのではない、ごま油と塩が抜けている。
小生もこの調味料を抜くと旨く作れるかどうか。

きなこプリンはなかなかいける。
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2009年10月31日

小望月             闘病日記

復活か、やっと起きられPCを打てる気力が出てきた。
御心配かけ申し訳ありませんが、あと2〜3日の休養が必要で、流石に打ちながら体がだるく脳みそも幾分流れ出たような感じがするほどよく寝た。

今のところ思っているような文章が出てこず、もう少しお休みします。
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2009年10月28日

小雨時々降る         闘病日記

尾籠な話を。
手術前日に下剤を飲む。
通常10滴で効く薬をドボドボと下剤の中に入れる、W下剤。

象でもイチコロな感じがするが、これに加え手術前に浣腸をする。
聞いた話、300ミリを一気に入れるらしい。
オネーチャン看護師がするという。
なんだか怪しい雰囲気になってきた。

手術時に麻酔が効いているので漏れると菌に感染する確率がある。
それでは仕方ないが・・・これでまた胃が痛む。

今日昼から手術が始まるが、術後丸1日は動けず、何もできず、日記も書けず。


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2009年10月27日

台風一過          闘病日記

AM4:30起床。
熟睡をしたので自然と目覚めるが流石に外は暗い。
昨晩の天気はすごかったらしいが病棟にいると全然解らない。

本日はエコー&胃カメラの検査。
この胃カメラで徹底して見るが、がん細胞は浅いもの下側に広く分散しているらしい。
胃の全摘はリスクを伴うので下半分だけ切ることになった。
リンパには転移しておらず、これが一番負担が少ないとのこと。

夕方、女将と説明を聞いて病人の自覚が多少出てきたような・・・。

明日は手術日で嫌な思いをするのはわかっているが、2〜3週間すると回復して早く退院したくてむずむずするのも解っている。
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2009年10月26日

上弦の半月          闘病日記

昨晩はすべての片付けを終え帰宅はAM1:00。
倒れるように眠り込む。

先週は多くのお客様にお気遣いをさせてしまった。
そして、完治をすることがお返しだと思っている。

AM5:30起床。
入院の前に走ろうかと気合いを入れて起きるが、あいにくの雨。
どうやら台風ルピートがきている。
大雨の中、女将と病院へ。
月曜日だが流石の雨で空いている。

最近、女将の体調が優れず総合病院で検査をすることとになり、小生の入院のついでに女将も婦人科に問診に行く。
結果は異常なし。

20091026病院.jpg病室に入り、パジャマに着替えたら即点滴。
どうやらこの点滴は消費期限があるらしい。

今日はCT&胃のx線の検査をする。
CTは寝ているだけで好いのだが、X線はバリュウムを飲み体をあらゆる方向に回される。
結構苦痛。

1週間の疲れかどうか、検査の合間はベッドで夕方までうつらうつら・・・
そして明日は、また胃カメラを飲む。
このカメラで切除するところをマーキングするという。
それも切る場所をホチキスで留めるという。

三分の二は切ると言われた・・・・・ゲッ。


posted by tenmogura at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 闘病日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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